熱交換器

ねつこうかんき。湯や水を混合させずに熱を伝える装置。熱い湯の中に配管をめぐらせて、配管内に水を通すと湯の熱が水に伝わって温度が上がるというしくみ。お風呂屋さんの場合、ボイラーの湯がさまざまな熱交換器をめぐって、熱を配って回っているという感じである。なお温水器も熱交換器の一種である。
熱交換器は湯だけに利用するのではなく、冷水にも使われている。現在の水風呂はたいていチラーという機械で冷やしているが、水風呂の水を直接チラーの中で冷やすのではなく、チラーと水風呂の間に熱交換器をはさんで熱交換している。浴槽の湯水を直接機械に入れると不純物でトラブルの原因になりやすいことなどの理由から、現在のお風呂屋さんでは熱交換器が多用されている。