ロビー

番台がフロントに代わると同時にロビーを併設するお風呂屋さんが増えている。以前は、男女それぞれが各脱衣場で風呂上りの休憩をとっていたのであるが、共にロビーでくつろげるようになった。ロビーは、今までの風呂屋には無かった脱衣場と浴室に続くいわば第3の空間である。
少額商いの銭湯が少しでも客単価をUPさせようと、生ビールや各種飲食メニューを用意している。ひと昔前までは風呂上りの冷えた生ビールは夢であった。休日など、行楽帰りに車で銭湯に立寄って、体の疲れをいやし、食事をすませて帰宅する家族連れも目にする。又、若者がコンパの帰りにひと風呂あび、「二次会は風呂上り」というのもわるくはない。
様変わりするお風呂屋さんであるが、豊富な飲食を用意している銭湯もあれば、待合い程度のこぢんまりしたロビーで情緒のあるお風呂屋さんもある。