お風呂屋さんの洗い場に備えつけられている椅子で、最もオーソドックスなのが永久腰かけであろう。あまり座りごこちは良くないが、単純な形にひかれるものはある。3種類の大きさがあるようだが、小さいものは今の日本人の体形に合っていないのではないかと思う。まるで床に直接腰かけているような感じ。床に腰かけると言えば、京都に洗面器台が無いのは床にべったり座って体を洗う習慣からだとか。温泉場や地方では椅子が無く直接床に腰かける洗い場が多い。 最近は家庭用の風呂椅子と同じタイプのものが多くなってきていて、老人などに配慮した座の高い椅子も見かける。この場合、カランやシャワーの高さ、洗面器台の高さとのバランスが難しい。 他にタイルや石で作り付けたものがあるが、これは掃除の時に床といっしょに洗えるように考えられたもの。 |